愛犬がドッグフードを食べないけど手作りごはんを作る時間がない…
市販ドッグフードから食べるごはんを選びたい!
うちの子のお気に入りごはんを見つけたい!
上記のように愛犬がごはんを食べないことで悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
この記事ではココの担当獣医師から聞いたチワワが好きな市販のドッグフードの特徴について解説していきたいと思います。
・チワワがごはんを食べない原因
・お気に入りの市販ドッグフードを見つける方法
・チワワがすきなごはんの特徴
・市販ドッグフードの選び方・注意点
この記事を読むと愛犬のお気に入りの好きなごはんやドッグフードの選び方が分かり、モリモリ食べてくれるドッグフードの特徴についてより深く知ることができます。
チワワが食べない時に考えられる理由

チワワが食べないときに考えられる理由は様々です。
対策をしてもなかなか食べない場合は動物病院へ連れていきましょう。
好き嫌いが多い
チワワは好き嫌いが多く、グルメでこだわりがある嗜好性が高い犬種として有名です。
私の場合、愛犬ココはサーモン味が苦手なようで、サーモンメインのごはんを出すとお腹が減っていても食べないときもあります。

逆に大好きなチキン味のごはんを出すと早食い防止の皿を使ったとしてもすぐに完食してしまうほど、チキン味が大好きです!
そのため、愛犬の好き嫌いを把握することが食欲にも繋がります。
わがままになっている
チワワはその見た目の可愛さとは裏腹に悪知恵が働きます。
一度食べなかったらおやつなどをトッピングしてもらえた経験をするとわがままになってわざと残すようなこともあります。
私の場合は以前まで嫌いなごはんを残して一時経っても食べないときはいりこなどのおやつを上からふりかけてあげていました。

ココはその経験から「残すといりこをかけてもらえる」と学び、お腹が空いてもあえて残して好きなおやつを貰おうとしていました。
食べないと不安になりますが、わがままの場合は好きなもの以外食べなくなる可能性があるので注意が必要です。
シニア犬
人間と同じく、犬も加齢とともに様々な体の異常がでてきます。
消化機能の低下
人間と同じく加齢に伴い消化機能の低下がみられる場合があります。
実際にアニコム損害保険会社によるチワワの疾患統計によると、アニコム保険請求の全体の22.1%が消化器疾患によるものであり、年齢を重ねるにつれて治療費の年間推移も上昇していることがわかります。

そのため、シニア犬用ドッグフードなど消化の良いフードに変えることで、効率よく栄養補給することが大切です。
食欲そのものが低下する
人間と同様、チワワも年を重ねると食欲も低下します。
食欲低下の理由として、歯周病やう歯などの口腔トラブル、胃や腸などの消化機能の低下など理由は様々です。
シニア犬用の総合栄養食などを使い、少量でも必要な栄養素を摂れる工夫をすることが重要です。
ペットフードと水だけで指定された成長段階における健康を維持できるような栄養素的にバランスのとれた製品。
「ペットフード公正取引協議会」の定める試験の結果を基に定められている。
ストレス

犬は些細な環境の変化もストレスに感じ、食欲に大きく関わってきます。
・お留守番の時間が長い → 徐々にお留守番の時間を延ばす。お散歩に連れていく。
・室内の温度が合わない → 室内の温度を20~25度に保つ
・生活音に慣れない → 別の部屋で苦手な音を流し、小さな音にして徐々に慣れさせる
・部屋の芳香剤などの香りがきつい → ペット用の消臭剤に変える
私の場合、お留守番させている時間が長いためお留守番後にすぐごはんをあげても食いつきが悪い場合がありました。
そのため帰宅後はまず散歩をしてから食事を与えることでストレス発散をして食欲が落ちないようにしています。

お部屋の芳香剤も、人間にはいい香りでも犬からするとストレスになることも。
部屋の臭いが気になる場合はペット用の芳香剤などを使いましょう。
このように少し対応するだけで愛犬ストレスは解消されるので、食欲が低下しないようにストレスがかかっていないか気にかけてあげましょう。
チワワが好きなドッグフードの特徴は?

チワワが好きなごはんには特徴があります。
個々の好みはあると思いますが、王道の好きなごはんの特徴を知ることで愛犬が食べるきっかけになるかもしれません。
肉味が大好き!
個体差はありますが、犬は肉食傾向の雑食動物なので肉を好んで食べる傾向にあります。
実際に犬用の薬や歯磨きジェルなどは犬の好きな肉系の味にしていることが多く、薬を飲まなかったり歯磨きを嫌がるといったことを防いでいるほど、犬は肉系の味が大好きです。

実際に私の愛犬ココが使っている歯磨きジェルはチキン味をしており、歯磨きを嫌がる様子もなく歯磨きの時間を楽しみそうにしています。
ワンちゃんの好みがわからない場合はまず肉味のドッグフードを試してみましょう。
香りが強い
犬は嗅覚が優れており、美味しさを味覚よりも嗅覚で判断します。
そのため愛犬の食欲を決めると言っても過言ではないくらい犬にとってドッグフードの臭いは大切です。
実際に愛犬ココは新しいごはんにチャレンジしたときはいきなり食べるのではなくまず臭いを嗅いでから食べていました。あまり好きな臭いでなかったときはそのまま食べないときもありました。

犬が好きな臭いは肉や魚などのタンパク質の臭い。
人間からするとジャーキーの様な強い臭いがします。
臭いが気になる飼い主さんは、ジッパーがついていたり、個包装になっているドッグフードが匂い漏れせずおススメです。
ドッグフードを選ぶときはまず愛犬の好きな味を理解し、その臭いの強いごはんを選ぶようにしましょう。
チワワには超小粒がおすすめ

チワワのごはんは丸呑みしても大丈夫な超小粒サイズ(約1㎝)を選ぶことが重要なポイントになります。
チワワは顎が小さく、中・大型犬と比べて噛む力が強くありません。
早食いをするワンちゃんは粒を喉に詰まらせたりむせたりしてしまうことがあります。
最悪の場合、窒息してしまうこともあります。
なるべくチワワ用の口のサイズなどを計算されて作られている超小粒サイズのごはんが安全でしょう。

噛むことが好きなチワワにはあえて1㎝以上するごはんをあげる場合もあります。
少し大きめの粒のごはんをあげることで
・歯垢が取れる
・早食い防止になる
・顎の力がつく
などの利点はありますが、与える前に一度担当の獣医師さんに相談することをおすすめします。
また、ドッグフードの中でもリング状になっていたり、平らで厚みのないフードを選ぶなど、愛犬が噛みやすいものを選びましょう。
【ココの担当獣医師さんが教える】チワワごはんを選ぶときの注意点

実際にココの担当獣医師さんからお話を伺い、何にこだわってドッグフードを選んだらよいのか聞いてきました。
手作りごはんはおすすめしない
愛犬が手作りごはんしか食べてくれない!という場合も多いと思います。
ですが手作りごはんはおススメできないとココの担当獣医師さんはおっしゃいます。
下記がおススメできない理由です。
・栄養管理が複雑
・手間がかかる
・将来病気になった場合に治療食を受け入れられないことがある
実際に愛犬の栄養管理はペット専門の栄養士や獣医師でないとカロリーだけでなくタンパク質や脂質、ビタミンなど他の栄養素まで考えて作ることは難しいでしょう。
作る手間も飼い主さんにとって負担となります。
また、将来シニア犬になり腎臓病などの病気になった場合、専用の治療食を食べる必要があります。
その時に食べれるものが手作りごはんに限られていると治療がうまくいきません。

将来的なことを考えても、ドッグフードで完璧な栄養管理をした方がよいですね!
そのため、若いうちから市販のドッグフードに慣れておくことが大切です。
無添加でなくても大丈夫
結論から言うと、必ずしも無添加にこだわる必要はありません。
添加物は食品の安全を守るために使用する種類や量がきちんと規制されています。
中でも酸化防止剤のBHA、BHTなどは発がん性があるのでは?と心配する飼い主さんの声を多く聞きます。
ですが酸化防止剤を含む添加物は「ペットフード安全法」※2によって毎日食べ続けても安全な1日摂取許容量が定められています。
そのため無添加のドッグフードの方が安全性が高いというわけではありません。
実際に動物病院でおすすめしている獣医師監修のドッグフードは無添加ではないことが多くあります。

ココの担当獣医師さんも
「ペットフード安全法の基準量にそっているため安全が確保されている。無添加の方が食品の安全性が高いというわけではない」
とおっしゃっていました。
また、栄養強化のために添加しているものもあり、愛犬の体のことを考えると添加物は必要なものになります。
そのため添加物の有無でドッグフードを選ぶのではなく、愛犬に合った栄養バランスのドッグフードを選ぶように心がけましょう。
グレインフリーはエビデンス(科学的根拠)がない
犬が消化しにくい米や小麦、とうもろこしなどの穀物を一切入れていないごはんのこと。
グレインフリーは愛犬のことを考えると必要なイメージがある方も多いと思いますが、ココを担当している獣医師さんはグレインフリーにはエビデンス(科学的根拠)がないため必ずしもグレインフリーにこだわる必要はないという見解でした。
確かに米や小麦、とうもろこしは肉や魚などのタンパク質に比べると消化は遅いですが、摂取した炭水化物は小腸で吸収されることがわかっています。
そのため穀物が入っているドッグフードも安心して食べることができると獣医さんはおっしゃっていました。
総合栄養食のドッグフードでも、米や小麦などの穀物を使用している場合も多くあります。

小麦・とうもろこしなどの穀物アレルギーをお持ちのワンちゃんにはグレインフリーはおススメ!
グレインフリーにこだわるのではなく、総合栄養食のような栄養バランスにこだわって愛犬のごはんを選びましょう。
まとめ:好きなごはんの特徴を把握しバランスの良い食事を

愛犬のすきなごはんの特徴を知ることはバランスの良い食事を選ぶ際に重要な情報であるため、愛犬の健康や満足感にも繋がります。
ですが、それは「ドッグフードの特徴を把握できていればこそ」です。
本当に愛犬にとって良いドッグフードを知らないと意味がありません。
そのため、愛犬の好みを知るのも大切ですが「人気ドッグフード」を知ることでご自身の愛犬にピンポイントで合っているごはんを選ぶことができます。
また、肉の香りが好きなことが多いワンちゃんに試しに「肉の香りがとても強いドッグフード」を与えてみるのも良いかもしれません。
愛犬の嗜好を把握しながら、バランスを意識した食事を与えることが何よりも大切だと思います。
コメント