
毛を短くしすぎたら毛が伸びなくなった…
カットしたのはいいけど、前と毛質が変わった気がする…
と思っていらっしゃる方はいらっしゃいませんか?
確かに一度カットしたら伸びなくなってしまった。という経験をされた方はいらっしゃるかもしれません。又は剃ってしまうとそこからは毛が生えなくなってしまう場合もあるほどデリケートな場合もあります。
実はロングコートチワワは毛が伸びるスピードが非常にゆっくりです。
なので、実際は伸びていても伸びない!と勘違いされる場合もあるかもしれません。
この記事ではロングコートチワワの毛が伸びないと悩まないようにする対策やカットについて説明していこうと思います。
毛が伸びなくなるならカットをしようか迷う…
そもそもカットしなきゃいけないの…?
と悩んでいる方はぜひご覧ください。
ロングコートチワワにカットは必要?

結論から言うと、基本的にロングコートチワワはカットが必要ない犬種です。
毛が長いため、「暑そう!」と考える方もいらっしゃいますが、実際は毛が必要だから生えているので暑いということはありません。
逆に短く切りすぎや剃ってしまうとまだらに生えてこない場合があるので、カットしたい場合はトリマーさんとよく相談して長さを決めましょう。
カットについては下記の記事に詳しくまとめています。
併せてぜひご覧ください。
日々のお手入れが必須

ロングコートチワワは抜け毛の量が多く、毛が伸びるのが遅い犬種です。
お手入れが大変そうなイメージがありますが、ブラッシングなどの簡単な日頃のお手入れをすればトリミングやカットは不要になります。
日頃のお手入れにはブラッシング・シャンプー・歯磨きなど様々なものがありますが、できるだけ毎日行うことで小さな異変や皮膚疾患に気づける場合があります。
下記の記事ではロングコートチワワの日々のお手入れについて詳しくまとめています。
併せてご覧ください。
カットするメリット・デメリット

メリット
・見た目がかわいい
・皮膚疾患を見つけやすい
・お手入れが楽
カットするメリットは見た目の可愛さや皮膚疾患を見つけやすいことなどがありますが、実際は飼い主さんの「お手入れが楽」というのが一番の本音だろうと感じています。
もちろん、ロングコートチワワの長い毛は毛のもつれや絡みが毛玉となり皮膚の負担になったり、汚れてしまい炎症を引き起こす原因にもなります。
ですがこれらは日頃のお手入れでブラッシングをしていればある程度防ぐことができます。
毛が長すぎて汚れてしまうことが多い場合やカットを楽しみたい場合はトリマーさんに相談し、ある程度の長さの毛を残してあげましょう。
デメリット
・毛が伸びてこない
・暑さ対策にはならない
・寒さや熱中症に注意
・寄生虫トラブル
・抜け毛の量は変わらない
ロングコートチワワを飼う飼い主さんの中には見た目が暑そうだからカットしたい。という方も多いと思います。
しかし本来毛が長い犬種なので短く切っても熱中症対策にはなりません。
むしろ人間と違って発汗作用では体温の上昇を抑えることができないので、被毛がないと日光を直で受けてしまい余計に暑くなります。
また、毛に守られていた皮膚が露出し、紫外線を直に受けてしまうことで皮膚トラブルになることもあります。
短く切りすぎてしまうことによる紫外線や直射日光による皮膚トラブルだけでなく虫刺されによる寄生虫トラブルにもつながりやすくなります。全身が虫に刺されやすい状況になってしまう上に毛が伸びるのは時間がかかるのでカットする際には注意しましょう。
ロングコートチワワの夏の暑さ対策については下記の記事で詳しくまとめています。
併せてご覧ください。
もし短くカットしてしまった場合はお散歩の際は服を着せ、日中を避けて早朝や夕方に出かけるようにしましょう。
また、草むらはマダニがいる可能性があります。なるべく草むらは避け、安全な歩道を歩きましょう。
人気のカットスタイル3選

カットをしなくていい理由はわかったけど、やっぱりおしゃれにカットしたい!という方に代表的なカットを紹介します。
もちろん、メリット・デメリットを十分に理解した上でトリマーさんに相談することを忘れないようにしましょう。
ライオンカット
首周りに飾りを残し、しっぽは先だけ残す、まさにライオンのようなカットです。
本来のライオンカットは首周りとしっぽの先以外は剃ってしまうことが多いのですがリスクが高いのである程度の長さを残した状態にしましょう。
サマーカット
サマーカットは全体的に短く切ってしまうカットです。
全体的にカットするので体のラインが目立つのでチワワの筋肉質なフォルムが見えて元気いっぱいなイメージがあります!
ミッキーカット
一見サマーカットに似ていますが、耳の毛と顔周りの毛を丸めにカットすることでミッキーのようなシルエットを再現します♪
カットした方が良い場所

カットは基本的に必要ありませんが、積極的にカットが必要な部分があります。
それが肉球周りの毛と肛門周りの毛です。
肉球周りの毛は伸びることで肉球の滑り止めがきかなくなり、足を滑らせて関節に負担がかかってしまいます。ロングコートチワワは足が細く関節も強くないため、将来関節が悪くなり歩けなくなる子もいます。
日頃から足裏の毛を短くし、滑り止めのカーペットを敷くなどの対策をしてあげましょう。
ロングコートチワワのお部屋の準備に関しては下記の記事で詳しく解説しています。
併せて是非ご覧ください。
また、肛門周りの毛は伸びていると便がついて不衛生になってしまいます。
桃尻カットなど可愛いらしいカットはありますが、それでも肛門の周りだけは便が付かないように短くしておきましょう。
ひげのカットについて

結論から言うと、ロングコートチワワのひげはカットしても問題ありません。
猫のひげは感覚器官として重要な役割を担っていますが、犬のひげは退化しているため短くしても支障ありません。
まとめ

ロングコートチワワにあまり短すぎるカットをすると毛が伸びてこない場合や、伸びるまで時間がかかる場合がありあます。そうすると皮膚疾患や寄生虫トラブルなどのリスクがグンと高まるのでどうしてもカットをする場合は毛の長さに細心の注意を払いましょう。
ロングコートチワワと暮らす飼い主さんは他にもたくさん不安や悩みを持っている方がいらっしゃると思います。
ロングコートチワワを飼うにあたっての不安とその解決策を下記の記事でまとめています。
併せてご覧ください。
また、ロングコートチワワの寿命についてもまとめています。
愛犬が今人間に例えると何歳くらいなのか?
長生きしてもらうには飼い主は何をしたらいいのか?
という点について詳しくまとめています。こちらもぜひ併せてご覧ください。
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